馬場のぼるの絵本

marny2004-08-04

子供が出来ると、それまで全く行かなかったようなスポットに出入りすることが多くなる。トイザラス・ショッピング施設のプレイゾーン・イベントコーナーなどなど。もう一つ、ウチが家族でよく行くのが図書館である。定期的に訪れては、子供のための絵本を借りている。

子供は絵本が大好きだ。暇を見ては「読んでー!」と絵本を持ってくる。長女はもう自分で字が読めるくせに、それでも読んで欲しいらしい。昔、自分自身も読んだ「だるまさん」シリーズなども健在だが、丹下左善に扮したりとやや時代錯誤な場面が出てくることがある。「ぐりとぐら」などはまだマシだけど。

勿論最近の絵本も色々読むが、私のお気に入りの絵本作家は馬場のぼる氏である。「11ぴきのねこ」シリーズで昔から有名だったそうだが、自分が子供の頃は全然その存在を知らなかった。氏は元々漫画家だったこともあり、その絵は非常にコミカルで味がある。あの手塚治虫氏とも親交が深かったらしく、手塚氏の作品には実在の人間が登場することが多いそうだが、中でも最も多く登場したのが馬場氏だそうだ。

中でも私がお気に入りなのは「かえるがみえる」という作品。「かえるがみえる」「かえるがかえる」・・・などと、最初から最後まで語呂遊びのこの作品だが、馬場氏の絵と相まってとても楽しめる。ところで1975年発表のこの作品に、続編が発表されていたことを今日知った。時は流れて12年、1987年発表の「いまはむかし さかえるかえるのものがたり」というタイトルで、こちらは時代劇らしい。次回図書館に行って、あれば絶対借りるつもり。