気持ちの変化

marny2004-08-18

私の生活の中で野球は何よりも優先される事項である。しかし最近私の中で少し変化が起きて来た。現在の状況に疑問を感じ始めたのである。

以前はダントツに楽しかったチームの活動。勝つためにみんなで力を合わせ、試合後もみんなでメシを食いつつバカな話をしたり、またはチームの改善方法を考えたり。一体感があったし、その楽しさを味わうためにはどんな雑用も苦ではなかった。しかし最近は試合でもメンバーのやり繰りに頭を悩ませ、なのに各メンバーは(仕方ないとはいえ)他の用事で来たり来なかったり、遅刻したりドタキャンしたり。試合が終われば終わったで家に直帰。何も丸一日拘束しようってんじゃない。日曜の午前中くらい、なぜチームのために使えんかって思うのだ。仕事の人は仕方ないにしても、唯一の2人の子持ちである私が出来るのになぜ出来んのよ。

他の人を非難するのはお門違いかもしれない。ただ、現状では私のチーム運営に関する雑用の労力と、精神的な充実度が見合って来ていないのは事実だ。また私はリーグ事務局もやっているが、こちらも同様。グランド確保は相変わらず決まったチームしかしてくれないし、メールを送ってもなかなか返事が来なかったり、試合直前でキャンセルしたり。このリーグに加盟するにあたっては、毎週活動できるか否かを確認したはず。自チームの問題で相手チームに迷惑かけちゃイカンでしょう。試合したいのに急にキャンセルされた方は困るのです。他の相手を探すには時間がないし。

チーム運営に関して冷めた気持ちになってきたことは、実は昨年にも一度あった(その時は持ち直したが)。しかし以前ここで書いたが、私は平日チームへの加入を試みた。そこには別のリーグ・チームがあった。昨日はグランド確保のため管理事務所に行った。そこにはウチのリーグとは違って、毎回大勢でグランド確保に来ている別のリーグがある。そういうのを見ていると、私はそういうチーム・リーグで単なる1メンバーとしてやれれば良いかなーという気持ちになってきたのだ。

少し話は逸れるが、一昨日ここで書いた飲み会で、友人がフリークライミングに興味があると言った。実は私も興味があったので(但しガチンコでやるつもりは今のところなし、室内でのなんちゃってクライマーで良いのだ)、ますます興味が出てきて昨日ネットで色々調べた。すると結構値段が高い。公営の所は安いが、講習会は日曜日の朝からなので行けない。

そんな話をヨメさんにしてみた。「あの壁を登るヤツ、興味ある?」。意外なことにヨメは「面白そう」。あの無趣味なヨメがだ。全く野球に興味がなく、無趣味なウチのヨメ。私が野球最優先なのが面白くないヨメに、私はずっと「趣味を持て」と言ってきた。しかし興味というものは持とうとして持てるものではない。ヨメは結局今でも無趣味だ。そんなヨメが少し反応したのである。私は常々ヨメと共通の趣味があればなあと思ってきた。その思いが実現できるかもしれないのだ。

思えば私は野球で沢山の楽しみを得たが、沢山のものを犠牲にもしてきた。そして、楽しみの度合いが下がってきた今、犠牲にするものも減らしても良いかなと考えたりする。土・日は完全に家族のために、野球は水曜ナイターで1メンバーとして気楽に。そんなことが頭をよぎる今日この頃。